横浜隼人中学・高校の説明会に参加してきました。昨年はコロナ禍の影響で、ほとんどの学校説明会が中止を余儀なくされました。中には配信による説明会を催していただいた学校もありましたが、実際に学校に出かけて雰囲気を感じることは大切だと思います。まだまだ新型コロナウィルスの脅威は消えていませんが、各校様々な感染対策を施し、今年は多くの学校で説明会が行われるようになったようです。すでに教室にも10校を超える案内をいただいており、先生方に手分けして参加してもらうことになっています。個人的にはこの説明会が、今年初めてにものとなりました。
 相鉄線二俣川駅から、通常は徒歩またはバスの利用になるところですが、今回は学校側に用意していただいたタクシーを利用させていただきました。余談ですが、乗車したタクシーには、後席用のタブレットが設置してあり、スマホやクレジットカードで料金の支払いもできてしまうという代物でした。滅多にタクシーに乗ることのない私にとっては、隔世の感があります。
 会の始まりにはは1月にオンライン配信という形となってしまった文化部の合同発表会の様子をビデオで見させていただきました。運動部の活躍が目立つ学校ですが、文化部の生徒たちの賢明さが伝わってくる映像でした。
 校長先生のお話も、昨年のコロナ禍の話が中心でした。すでに全生徒にタブレットを貸与するICT教育を実施していたので、オンライン授業や夏休みの補講、学教行事の中止・延期といった、苦労された話をお聞きすることができました。今夏の高校野球のキャッチフレーズ「繋ぐ想い、挑む夏」は本校生徒によるものだというお話もうかがえました。
 続いて、中学入試の概況のお話でしたが、特に中学入試では珍しいともいえる「特待生」制度について詳しくお話を伺うことができました。首都模試の偏差値では、合格の目安は40程度ですが、第Ⅱ種は50、第Ⅰ種は55程度とのことでした。
 高校入試の説明では、併願入試を(感染拡大防止の観点から)書類選考としたことで、むしろ令和2年度より受験者が増えたとの報告でした。また、従前行われていた奨学生制度もむしろ充実した感があります。感染症対策で休校した期間には、スタディサプリ、Google Meetを利用した課題の提供やオンライン授業の配信が行われたことが紹介されました。
 国際語科の説明は、ネイティブの教師の方がカタコトの日本語で説明してくださいました。正直、内容は多少わかりにくかったですが、生徒に対する思いは伝わってきました。
 前述の文化部の合同発表会や休校中に配信された一部の授業も含めて、HPでいろいろなコンテンツが用意されているようですので、興味のある方は必見です。(榎原)