先週末に公開組分けテストが行われました。各お子様の解答用紙の埋まり具合、正答箇所等のチェックはこれから分析しなければいけないと考えていますが、算数の偏差値から判断しますと取りこぼした問題が多かったというよりは基本的な問題に対してまだ十分に対応できていないと考えなければいけません。早速、これからの取り組みをどうしていかなければいけないかを昨日の授業内で6年生と5年生にはアドバイスしました。
 6年生に関しては、もうそれほど時間はありません。目にした基本的な問題で解けなかったものはその日のうちに確認し直し、必ず解けるようにしていくべきです。新出単元はありませんから、既習内容であやふやな箇所を一つ一つ潰していく作業を続けていくことです。解きっぱなしでは進歩がありません。このあたりを覚悟を持って徹底させていってもらいたいと思います。
 5年生に関しては、まだ新出単元を消化している最中です。新しく習う単元で苦戦することも多いことでしょう。それでも単元を問わず、基本部分から積み上げていくという作業には変わりありません。算数が苦手でも、最初はよく分からなくても、まずは手を付けていくことが大切です。そして、諦めずに粘り強く問題と向き合うことです。難しい問題はこれから否が応でも目にしていくことになります。ですから、今は簡単な問題をしっかり解けるように練習していくだけでよいと考えてください。すべてをやろうとすると時間的にも精神的にも無理が生じてしまいます。繰り返しますが、今は基本的な問題をパターンとしてしっかり解けるようにしるだけで構いません。ただし、それは確実なものとしなければいけません。ここを中途半端にしてしまうと成績の上昇は半減してしまいます。この点はしっかり自覚してもらいたいと思います。
 そして、これは他学年のお子さんにも共通して言えることですが、一人で苦しんで進むよりは私達を頼りながら進んだ方が効率的ですし、気持ちの上でも楽だと思います。SHOSHINには昔から質問室があります。最初はハードルが高いかもしれません。折角利用できる送迎バスをそのときは利用できなくもなります。それでも早めに手を打つほど中長期的に見れば負担を減らすことができます。これを利用しないという選択肢はないはずです。質問室では一人で聞きにくいという生徒は、有料講座にはなってしまいますが、弱点克服道場を利用してみるということも一つの手だと思います。算数・数学に限りませんが、苦手科目や弱点分野の克服は時間もかかりますし一筋縄ではいきませんが、最初の一歩の踏み出しと何をどのように進めていくかが大切だと思います。プロからの助言を真摯に受けとめ、謙虚な気持ちと継続的な学習を心掛けていってもらえることを願っています。(二宮)