今春、公立高校に合格した生徒の中に、私立中学の合格を辞退して公立中学へ進んだ生徒がいます。中学受験の際に、残念ながら第一志望には届かず、高校受験でリベンジすることを誓って切磋琢磨した3年間でした。思えば、そうした強い思いがあったからか、部活動や生徒会活動にも積極的に取り組み、組織の中でも重要なポストを務めたようです。教室の授業もほとんど休むことなく通い、補習や弱点克服道場にも意欲的に参加してくれました。学力検査直前には、早くから自習室を利用して黙々と励んでいたのが印象的です。
そうした努力とは裏腹に、模試などではなかなか結果が出せず、志望校について何度も相談や確認をさせていただきました。試験が終わった直後、ご両親とSHOSHINのOGのお姉様と揃ってご挨拶にまで来ていただきました。我々もなんとか目標突破を果たしてほしいと思っていました。
発表の日、電話を取った先生が「嘘だろ」というようなことを話していたので、一瞬大きな不安に襲われたのですが、すぐに相好を崩したので、本当にホッとした次第です。見事にリベンジを果たしてくれました.
今回、残念ながら第一志望校に合格できなかった生徒も出てしまいました。ショックを感じたでしょうし、とても悔しい思いをしたことでしょう。我々も力及ばず申し訳ない思いでいっぱいです。しかし、高校入学は1つの通過点に過ぎません。これからの3年間で、次に挑戦することを見つけ、それに向けて努力を重ねてほしいと思います。今度は君たちがリベンジする番です。(榎原)