中学受験には頻出の時事問題ですが、公立中学校の定期テストの社会科でも、その年の時事問題が出題されています。今年は後期の中間テストでようやく出題範囲に含まれました。
今年は新型コロナウイルス関連の用語や菅義偉首相、アメリカのバイデン大統領は必須ですが、それ以外にも押さえておきたい項目がいくつかあります。

一人の女性が一生の間に産む子どもの数の平均である合計特殊出生率が2019年は1.36(前年1.42)となった
静岡浜松市で、埼玉県熊谷市の国内最高気温に並ぶ41.1度が記録された。山越えの暖かい風が吹くフェーン現象などが影響
文化庁は「伝統建築工匠の技、木造建造物を受け継ぐための伝統技術」がUNESCOの評価機関によって無形文化遺産に推薦されたことを発表
北海道白老町で先住民アイヌの文化の発信拠点となる国立の施設ウポポイがオープン。ウポポイというのはアイヌの言葉で「大勢で歌うこと」という意味。奈良県明日香村にある八角墳(八角形の古墳)の中尾山古墳が、大宝律令を制定した文武天皇の墓であることが調査により明らかになった
日本、中国、韓国、ASEAN各国、オセアニアなどアジア太平洋の国が参加して、お互いに関税を撤廃したり引き下げたりして自由貿易圏を作ることを目指すRCEP(地域包括的経済連携)が、離脱したインド除く15か国で正式合意
紛争や飢餓に苦しむ人々に食糧援助を行う国連世界食糧計画(WFP)が
ノーベル平和賞に選ばれた

今年もあと半月。様々なできごとがありました。中学受験を目指す6年生は社会の分野のひとつとして押さえておきましょう。(青山)