先週は2021年度中学入試トピックを記事にしました。追加という訳ではありませんが、昨日、フェリス女学院中学校から来年度の募集要項が送付されてきたので、その内容について触れたいと思います。
 フェリス女学院中学は言わずと知れた神奈川ではトップの女子校です。そのフェリスが2月1日の本入試後に行っていた人物考査(面接)を2021年度は行わないことを決定しました。これは新型コロナウイルス感染症予防のための措置ということですが、これにより2月1日午後の入試に少なからず影響がでてくるのではないかと考えます。
 併願校として考えられるような学校がなければ動かないでしょうが、翌日以降の入試日程、体力的なことを加味しながら動く生徒がいるとするならば、それは算数1科入試校を狙う可能性が高いと私は考えます。あくまでもフェリス受験生の一部で動きがあったらということに限りますが、そうなった場合、品川女子学院、湘南白百合学園、田園調布学園の算数1科が挙げられるでしょう。フェリス受験生なら算数が得意という方も多いでしょうから、これらの学校の午後入試に受験生が流れる可能性は十分に考えられ、例年より合格ラインが上がる可能性は否定できません。
 今後の合不合判定テストでは教科偏差値等だけでなく、2021年度受験生の志望校動向にも十分に注意が必要です。(二宮)