教育開発出版株式会社主催の「神奈川県立高校入試対策セミナー」に参加しました。「参加」と言っても、Zoomによるオンラインのセミナーですが…。
神奈川県の公立高校の入試問題(学力検査問題)を全国の問題と比較して、その特色をまとめています。現行の制度になってから、教科によっては著しく難化した年度もあったようですが、今春の問題は5教科とも「落ち着いた」感があるようです。その中でも、理科や社会では単なる知識で解く問題から、与えられた情報を活用して解く問題の割合が増えつつあるという報告でした。これは、大学入試で実施される共通テスト(プレテスト)などでも同様の傾向が見られるものです。
国語を除いた4教科の課題と対策についても、詳しい説明がありました。ここでは詳細は控えますが、今後の各教科の指導に役立つ情報が満載でした。
最後に特色検査の概況のついての報告がありました。今年度の中3生は特色検査実施校を志望校とする生徒もいるようですので、特色検査対策講座の開講を予定しています。特色検査の対策としてセミナーでは、傾向の分析をして対策を講じるというよりも、多くの経験を積み重ねることが重要と結論しています。なかなか参考になりました。(榎原)