7月3日に県教委から神奈川県公立学校の入学者選抜についての詳細が明示されました。公立高校入学者選抜における学力検査の出題範囲の削減は考えていたものより少なく思え、県側の心意気を感じました。別件では「評定」及び「観点別評価」以外の中学校における活動の記録(資格試験の結果や部活動の実績など)等について、選抜資料から外されることも決まり、これらに力を入れていた生徒達には不利な条件も盛り込まれることとなってしまい、何とも言えない気持ちでいます。
 公立中高一貫校に関しては入学者決定検査におけるグループ活動を実施しないこととなりました。グループ活動による開示点を目にしても何がどう評価されたからこのような得点になったのかは玉虫色でどう考えても納得できるものではありませんでした。このような意味合いも含めれば今回適性検査のみによる合否は極めて平等性が保たれるものと感じています。受検生の皆さんもグループ活動の対策をせずに済んだ分、適性検査対策に時間を費やせるのでより頑張れるのではないかと考えています。
 さて、来春の受検に向けて詳細が決まったからには、あとはやるしかありません。今からでもいろいろな可能性に向けて努力はできますから、生徒の皆さんには引き続き自分の目標に向けてこの難局を打破してもらいたいと陰ながら応援しています。共に頑張っていきましょう。(二宮)