県を跨いでの外出が解禁となり、連日観光客が戻りつつあると報道されています。観光産業を経済の基盤としている地域の人々にとってこれは喜ばしいことと言えそうですが、反面、都市部から大量に人が押しかけることは、新型コロナウィルスに感染するかもしれないリスクを負わなければならないことでもあります。

観光客が来なければ、収入を得られない人達は生活が成り立ちません。かといって、コロナに感染すれば最悪の場合命を落としてしまうかもしれません。どちらにしても非常に苦しい状況であることは間違いありません。こんなときこそ地方自治団体や国の介入が必要となってくるのは自明のことです。各種の保障や融資など迅速に対応してくれているようですが、果たして、本当に必要な人達にそのアナウンスが届いているのかは疑問の残るところではあります。

例えば、パソコンやスマホなど、およそITとはほど遠い生活を送っているお年寄りの方などにはどうやってそうの情報は伝わっているのでしょうか。また、伝わったとしてその情報の信憑性といった判断が果たしてできるものなのでしょうか。もちろんこれらのことは想定済みで国や地方自治体は動いているとは思いますが、本当に困っている人たちが情報に行き着く段階で淘汰されているようなことはあってはなりません。

これらのことに関して私自身が何かできるわけではありませんが、コロナウィルスに関して沢山出回っている情報をよく精査することは個人レベルでもできるはずです。感染の予防など確かな情報だけを抽出出来るように気を配っていきたいと思います。