オンライン授業(映像授業)をスタートさせて一週間、PCに向かっている時間が異様に長くなっています。ほぼ一日稼働している状況です。

Wi-Fi環境がなければどうにもなりません。25年くらい前は固定電話につなぐ「ダイアルアップ」。モデム、TCP/IP、”接続が確立できません”の文字。そしてNTTで提供された夜23時~翌日8時までのつなぎ放題サービス「テレホーダイ」。みんな23時になるとPCをつなぎ始めるのでつながらない。”回線はビジーです”無線の設備もないので、家の中には長いラインが。この接続では回線は1つなのでダイアルアップ接続をすると電話は使えませんでした。その後ISDNやADSLの登場で常時接続が可能になり電話との両立ができるようになりましたが、それでも速度はかなり遅かったです。
こんな時代だったら、今のオンライン授業はまったくできませんでした。スマートフォンの普及も2008・2009年からですので、今のように子供がスマホやiPadを手にすることも想像すらできませんでした。

さて、先日藤沢市の教育委員会では家庭でのネット環境の有無についてのアンケートを実施しました。その結果アンケートに答えた24568人の内3.6%にあたる891人が「ネットがない」と答えたそうです。これに市では学校のパソコンルームを開放して対応するようです。ICT教育にチャット機能のなどを備える専用アプリ「ジースイート」も導入するようなので、現在SHOSHINで生徒の皆さんに活用してもらっているGoogleのサービスを取り入れていくようです。

この先、ネットにつながる通信環境が必須になりそうです。Wi-Fiにつづき5G回線の普及も早そうです。