外出自粛の中、部屋で久しぶりにFMラジオを聴いた。
遠い昔のことであるが、ラジオと言えば海外短波放送。BCLが流行り海外の放送局から届くベリカードを楽しみにしていた。ラジオ・オーストラリアから流れるワライカワセミの鳴き声は懐かしい。受信機も当時はソニーの”スカイセンサー”、ナショナル(現パナソニック)の”クーガ”が主流だったように記憶している。他にも民放放送では深夜に1242ニッポン放送のオールナイトニッポンや土曜日には954TBSラジオのヤンタン東京などお気に入りの放送を聴きながら過ごしていた。その後FM放送を聴くようになり、主に音楽を流していた記憶がある。”FMレコパル”という雑誌を購読しエアチェックしていた。記憶媒体もCDではなくカセットテープの時代。テレビは家族団らんの場、ラジオはプライべートの場というすみ分けをしていたように思う。インターネットもゲーム機もない時代のことである。映像のない世界、耳を傾ける時間も楽しいものである。