毎年、同様の記事を起こしていますから、またこの記事かと思われたなら申し訳ありません。多少なりとも神経質になっている生徒もいるようなので、改めて今年も中学受験生に向けてアドバイスしておきます。
 一月受験を経験した生徒もいますが、神奈川、東京の私立中学入試解禁日は2月1日です。本番までいよいよ2週間あまりとなりました。ご依頼してある受験校届けの提出数も徐々に増え、本番を迎える準備は着々と進んでいるように感じます。
 さて、この時期、大手塾では応募者数をもとに各校の受験競争倍率を発表しています。ここで先に述べた過敏になっている生徒に改めてお伝えしたおきたいと思います。既にデータを見た生徒はこの数値は確認する程度にとどめ、過剰に反応しないようにしてください。これからという生徒は、ネットで数値を確認しない方がよいかもしれません。数値を見てしまえば、昨年と比較して競争倍率が高くなったと不安がったり、大騒ぎをし始めたりしてしまいます。結果的に競争倍率が低かったからといって合格確実になるのかといえば、そのようなことはありません。合格基準点に達していなければ不合格となってしまいます。要は、競争倍率は気にする必要はなく、入試本番でどれだけ自分の力を発揮することができるかどうかが大事ということです。
 これを具現化するには、高い集中力や平常心を保つことができるかどうか、強い気持ちで入試に臨めるかなどが決め手になると思います。数年間の努力や頑張りが反映されることになりますから、もちろん不安にもなるでしょうし、緊張もすることでしょう。しかし、それは受験生全員が同じ気持ちな訳ですから、決して弱気になってはいけません。
 入試に向けて総合力を上げる時間はまだ十分残されています。最後までぶれずにやり切ることが大切です。気持ちの部分でも負けないように私達も最後まで声かけやサポートをしていきたいと思います。(二宮)