Living Shining

最近、とても興味深い一冊の本に出会いました。

2001年、当時競輪選手だった彼は交通事故により受傷し高次脳機能障害者となりました。その後リハビリを重ね2006年からは障害者自転車を始め翌年には世界選手権で金メダル、そして2008年の北京パラリンピックでも金メダルを取るまでになりました。しかし翌年イタリアで行われた世界選手権、ゴール手前70mでフェンスに激突する大事故を起こしました。3年後の2012年ロンドンパラリンピックに出場。結果は6位入賞でしたが、見事な復活だったと思います。

その本の中で、リハビリテーションの本当の意味は、元通りに戻ることではなく、そのような苦難に出会ったときに、いかにそれと向き合い、自分自身がどう生きていくかを問いかけるプロセスにあると述べています。

『夢中になれることをもてるようになると、人は生き生きしてくる』

高次脳機能障害と向き合うリハビリテーション、その本当の対象は、当事者ばかりではなく、それを取り巻く家族や周囲の人々の心の中にある。どんな状況にあろうとも相手を認め、自分自身が変わろうとする勇気。そんなスピリッツを教えてくれています。

この場ですべてを伝えることはできませんが、心を動かされる一冊でした。

『輝いて生きる』~高次脳機能障害当事者からの発信~ より