受験校への思い

 先週の土曜日、模試の結果が気になっている生徒と話をする機会を作りました。
 そこでの話の内容は、①模試の結果を見て、得点の取りこぼしが多いことをアドバイスした、②勉強していて困っていることがないかを確認した、③志望校をどうするかの確認をした、などでした。
 話をしていると、私が思っている以上にこの生徒は受験に前向きに取り組んでおり、また、自分の考えをしっかり持っている生徒であることがわかりました。特に、志望校については併願校を押さえているし、このまま第一志望通り受験したいと伝えてくれました。最近にしては骨のある生徒だと感じ、大変嬉しく思いました。
 入試制度に大きく影響されているとは思いますが、最近の高校受験では、自分のレベルよりも1つ2つ落としてでも前期選抜で合格したいとか、ちょっと厳しそうだからといって私立高校を併願しているにも拘わらず受験校を下げてしまうといったような場面を多く見受けます。もちろん、志望校を変更せざるを得ない場合はありますが、それでも、少しでも楽な方へ、少しでも安全な方へすぐに移行してしまう傾向があるように感じます。
 昔の受験生は、前述の生徒のように、もっと骨のある前向きな生徒が多かったように思います。自分の納得のいく私立高校が併願できたのだから、公立は絶対にここを受けたい。この高校を受験しないと後悔してしまうので何とか最後まで頑張らせて欲しい、と逆に説得されたものでした。ですから、最後まで気は抜けなかったですし、この生徒と最後まで戦い抜こうという気持ちにさせられたものでした。
 残念ながら、最近はこのようなケースは減ってしまいましたが、先週の土曜日は久しぶりにかつてのような気持ちにさせられ、教師冥利に尽きる思いをしました。(二宮)

2 comments on “受験校への思い

  1. 気持ちはわかります
    >みつるさん

    書き込みありがとうございます。

    正直、受験指導はなかなか難しいものです。特に、入試制度がコロコロ変わる時代でもあり、今までにも生徒が可哀想だと感じる年がありました。

    進路指導で、「学習塾で言われたことと学校で言われたことが全然違った」ということはよく耳にします。

    はっきり言えることは、学校側はどうしても落とせないという思いだけで超安全策の指導を強いてくることです。

    それに対して、学習塾は、入試前に何回も模擬テストを受けてもらっていますし、普段から複数の中学校の生徒が集まった状態で授業を受け持っていますので、その生徒の真の実力を把握しています。

    また、多くのデータを持っていますので、そのデータから裏付けされたものを核に進路指導をしていますので、その生徒にとってベストに近い受験パターンが提案できていると思います。

    ですから、学校と学習塾とどちらが(その生徒にとって)正しい受験指導ができているかというと、間違いなくそれは学習塾であるということは言うまでもありません。

    ただ、公立一本受験とか、オープン入試だけを何校か受験するといった受験パターンはあまりにも危険すぎるので、学習塾でも併願校を受けてもらうように指導はしています。これはあくまでも第一志望校を安心して受けてもらうための対応策です。言葉は悪いかもしれませんし、納得がいかないご家庭もあるかもしれませんが、「保険」は必要です。

    しかし、最近は私立高校側も正常化しており、公立高校の合格発表まで納入金を待ってくれる学校が増えてきました。ですから、安心して「保険」をかけても大丈夫だと思います。

    話は長くなりましたが、最後に新中学3年生たちにアドバイスをさせていただくとするなら、やはりできるだけ高校に足を運び、生の情報を得る努力をすることです。人から聞いた話だけや本から得た偏差値だけで受験校を決めるようなことは避けるべきです。そして、情報を得た後、徐々に取捨選択をする上で学習塾のデータを大いに有効利用するのが良いと思います。

  2. 見当違いかもしれませんが

    今回の記事について、
    かれこれ10年以上昔の話を例に出すのもどうかと思いますが納得いかなかった事を書きこみさせていただきます。

    私の高校受験の頃、第一志望校の合格判定について、湘進(当時の名称です)では内申・模試・アテスト(昔の話なので)を踏まえた上で太鼓判を押されていたにも関わらず、
    当時通っていたA中学校では「成績は十分なんだけど念のため…」と、レベルを落とすか、併願するよう先生にしつこく言われた覚えがあります。
    他の同級生の話を聞くと成績が十分だったにも関わらず、先生に言われて志望校のレベルを落としたという話がいくつも出てきました。

    結局、私は「念のため…」というよくわからない理由で志望校を諦めたくなかったので、併願校も受けました。
    結果として志望校に上位で合格しました。

    以上、「今でもこんな進路指導があるんだろうか?」と思い、書きこんだ次第です。
    今回の生徒さんの「頑張りたい」と、先生の「応援したい」というお言葉、大変嬉しく読ませて頂きました。
    良い結果が出る事を願っております。

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