先日、某衣料品店に出向いた際、”セルフレジ”というものを体験しました。おそらく今回の自分の体験を世間の方は”何をいまさら~”と思うのでしょうが、自分にとっては衝撃的な出来事でした。自分が時の流れに遅れているのを痛感しました。

これまでも大型スーパーで、支払いだけを一部無人化したレジは体験したことはありましたが、すべて無人化というレジは初めてでした。しかも購入する商品を自分で個々にスキャンする必要もないというのは驚きです。専用スペースにカゴを置くと、入れたままの複数の商品を機械が読み取り合計金額が瞬時に表示されました。客側は画面の指示に従い支払いを済ませる。さらにその支払いも電子マネーで行えるものでした。お財布機能がついているスマートフォンでは、支払いもストレスなく終わりました。カゴをもって商品を各自が購入量に応じた袋に詰めて持ち帰ります。この間、店側の人は全くいませんでした。自分の場合、この一連の作業自体が初めてのことだったので、結果的に後ろを振り向くとレジ待ちをするお客さんの列ができており、冷たい視線を感じながら店をあとにしました。

POS型のレジが登場したころも画期的な出来事だと思いましたが、今回のセルフレジはこの先の社会を見るようで少し怖さを感じると同時に寂しさもも感じました。人口減少社会では仕方のないことなのでしょうが、なぜか対面販売のほうが安心するのは自分が古い人間なのかもしれません。

2008年のスマートフォン登場で、世の中が大きく変わりだしました。わずか10年足らずで加速度的な変化を見せています。そして2020年には5G(第5世代通信)が始まります。次元を超えた変化によって、想像のできないようなことが可能になります。楽しみですが、変化の速さについて行かれるのか不安な面もあります。(Aoyama)