質問は金なり

 毎週月曜日から金曜日まで湘進では毎日授業前に質問室を開いています。木曜日には19時30分までと長目の時間を取っています。これは通常の授業と同等の位置づけとして湘進では伝統的に力を入れて時間を割いているプログラムと言えると思います。質問室と言えばその性質上算数がメインとなり、私が担当している国語の質問室は毎週月曜日と金曜日に算数質問室に間借りしているようなものなので、枯れ木も山の賑わいとばかりに教室の片隅に鎮座して教室の様子を観察するのがここ最近の質問室での日課となっています。
 思い起こせば数年前まで国語の質問はさほどではありませんでしたが、算数の質問は多くの順番待ちが発生し、担当の先生を増やしてまで対応する程の活況を呈していたのですが、今年に関しては質問室の開始から終了まで誰も質問をしない事態が珍しくありません。そもそも質問室を利用している生徒の人数自体が少ないというのが率直な感想です。また、質問室に参加している生徒も質問をせずに、黙々と宿題や課題に取り組んではいるのですが、質問が必要ないくらい完璧に理解が進んでいるとは到底思えません。担当の二宮先生から水を向けられて渋々質問をするような場面を何度か目にしています。
 「質問が無い」ということは一人で完璧に問題を解くことができるということか、何が理解できていないのかの判断が出来ていないということか、質問はしたいけれども恥ずかしくて出来ないということなのかいくつかの想定は出来ます。ですが、筆頭に挙げたことは少なくとも有り得ないことではないでしょうか。質問室で質問をする経験を重ねることが知識として実力として定着させることの一助となることは疑いがありません。また、学年を越えて学習する姿勢を目にすることにも大きな意義があると思います。
 質問室を有効に活用することが出来れば、学習に対するストレスやコンプレックスも多少は軽減されるのではないでしょうか。来週の質問室が楽しみです。