ウェブ出願

 先週、四谷大塚加盟塾研修会が新宿で行われ、参加してきました。主な内容は先日行われた全統小の総括、第5回合不合判定テストの志望校から見た受験生の動向、そして来年度の日程等でした。
 その中で、ウェブ出願校が増えてきたという話題になりました。大学入試でも高校入試でもそして中学入試でもウェブ出願を導入している率が急速に伸びているということでした。パソコンやスマートフォンの普及によるネット社会において自然の流れといえるでしょう。
 このウェブ出願ですが、実は受験生のご家庭側と学校側の双方に大きなメリットがあります。受験生の立場で考えた場合、事前に複数日程の出願を行わなくてもよくなります。今までですと、事前に同じ学校の複数回入試に出願したり、同一日程の違う学校にダブル出願しておいて合否結果によって翌日どの学校の入試に臨むかなどの準備をしておかなければなりませんでした。しかし、ウェブ出願の導入により、合否を確認してから次の受験の出願が可能になるケースが増えてきました。もちろん、出願期限によってはこれらのことが必ずしもできる訳ではないので、十分な注意は必要ですが、基本的には出願期間が延びたと捉えることができます。次に親御さんの立場で考えた場合ですが、一番大きなことは綺麗な文字でミスなく書類を書かなければならないというプレッシャーから回避できることではないでしょうか。また、可愛いお子様のためとはいえ、受験料が積み重なるとかなりの金額になります。この点でも多少なりとも削減に繋がることは大きなことでしょう。そして、その受験料の支払いです。カード決済だったり、コンビニでの支払い、ネットバンキングでの支払いも可能になっていますから、支払いも楽になったと感じられるご家庭は多いかもしれません。しかしながら、これらはあくまでも一般論ですから、昔ながらの出願方法がよかったと思われている方もいらっしゃることでしょうし、銀行や郵便局で支払った方が安心だと考える方もいらっしゃることでしょう。そのようなご意見が合ってしかりだと思います。いずれにしても、出願内容に関しましては学校ごとに異なりますから、是非、募集要項でしっかりご確認いただきたいと思います。ところで、学校側のメリットですが、出願書類の確認や整理、保管方法や保管場所など、すべてにおいて楽になったということでしょう。それ以外にもいろいろとあるのでしょうが、学校側のメリットはそれほど興味がないので話はここで打ち切りたいと思います。
 ここまでウェブ出願においてのメリットを並べてきましたが、もちろんデメリットもあります。前述の昔ながらの出願方法がよかったと思われている方の思いに合致することだと思います。まず、インターネット環境が整っていないとかそもそもPCやプリンターを持っていないというご家庭があるということです。また、環境が整っていても、コンピューターに疎いので出願に不安があるなども考えらるでしょう。更に、メールアドレスの登録やらお子様の写真をアップロードして願書に貼り付けなければいけないので、そのような作業自体が手間だと感じる方もいらっしゃることでしょう。もちろん、このような場合は学校に相談すれば、力を貸していただけますから、それによっていろいろな部分で軽減されたり解決できたりするでしょうが、そもそも従来通りだったらそれほど苦労もせずに済んだのにという思いになってしまいます。
 いろいろなお考えや思いはおありでしょうが、お子様の受験校がウェブ出願校であればしょうがありません。腹をくくりましょう。早めに準備を始め、前述のように学校に相談や確認をされたり、場合によってはネット出願の勉強をされて、来たるべき時に備えることが必要です。私も実際に出願したことがある訳ではないので偉そうなことは言えませんが、何かのお力にはなれると思いますから、そのときは何なりとご相談いただきたいと思います。