星空を眺めてみてはどうでしょう

夏の夜空というと、天の川・七夕伝説にまつわること座のベガやわし座のアルタイル、さらに夏の大三角形をなすはくちょう座のデネブが空高い天空近くに見えます。また星占いの星座にもなっているてんびん座、さそり座、いて座が南の空の中央にその姿を現します。そんな星々はみな「恒星」と呼ばれ、太陽のように自らが輝き、何億光年もの先から光を放っています。歌にもある「キラキラひかる~夜空の星よ♪」はまさにこういった星をさしているのでしょう。

さて、このところ夜空を眺めているとひときわ輝く赤い星が目につきます。「火星(マース)」です。これは恒星とは異なり、地球と同様に太陽の光を反射して輝いて見える「惑星」で、キラキラして見えないのが特徴です。この火星が今月31日に地球に大接近します。2003年以来の大接近で星も大きく見え、輝きもマイナス2.8等級まで明るくなります。

28日にはこの火星と満月が接近します。白い月と赤い星は暗い夜空ではコントラストがくっきりしてより赤さが目立つことでしょう。そしてこの月ですが、夜明け近く朝4:30から今年2回目の「皆既月食」になりますが、欠けた月がそのまま西の空に沈んでいく「月没帯食」という珍しい現象になります。欠けた赤い月と赤い火星のランデブーも楽しめます。

25日にはこの月(月齢12)と環をもった惑星・「土星(サターン)」が接近して見えます。天体望遠鏡があれば土星の環もくっきり見えます。この土星はいて座に位置していますから、その右にはさそり座の赤い星・アンタレスがみえます。さらにその右にはてんびん座に位置する「木星(ジュピター)」が見えます。木星はマイナス2.2等級なので非常に明るく見えます。

日没近くの西の空には、宵の明星・「金星(ヴィーナス)」の姿も見えます。この金星は前述の惑星とは異なり、地球よりも太陽に近い位置にある内惑星なので、月と同様に満ち欠けをする様子が観測できます。

このように8つある惑星のうち4つの惑星が眺められる絶好の機会なので、夜空を眺めてみてはどうでしょう。この夏、SHOSHINでは社会見学として4年生と5年生を対象に、長野県にある「国立野辺山天文台」に行くイベントを企画しています。詳細は改めてお知らせしますのでお楽しみに!