公立中高一貫校適性検査対策

 県内の公立中等教育学校入学者選抜で行われる適性検査は、他の都道府県同様、出題内容は多岐にわたっています。今春の適性検査Ⅰでは速さ、割合、推理算、規則性、平面図形、立体図形が出題されました。適性検査Ⅱでは、資料やグラフの内容をふまえながら30年後にどのような理由で運動やスポーツを行うことが望ましいかを120字以上150字以内で書かせる問題が出題されたり、密度の問題、コンピュータのプログラミングでも使われるフローチャートを利用したロボットの動きを考える問題、巣箱を作る材料である木材の組み合わせ方などが出題されました。これらを通して、表現コミュニケーション力や科学・論理的思考力、社会生活実践力などが図られるわけです。
 では、これらに対応するためにはどうすればよいか。もちろん、身の回りのことに関心を持ち、幅広い知識を身につけていくことは理想であり、幼児教育のスタートとして始めていくのはよいことです。しかし、小5や小6ですとたとえ環境が整っていたとしても、一辺に知識を増やすことはなかなか難しいことです。ですから、過去の適性検査問題をたくさん解き、解法を確認しながら知識を増やし、実践力もつけていくという学習法が合理的だと思います。本番のことを考えますと、45分の中でどのように解き進めるのがよいかという感覚も大切なことです。何せ、神奈川県の場合、適性検査Ⅰ・Ⅱともに300点満点です。配点は最低でも1問20点、最高で記述問題が1問60点です。記述問題以外は完全解答形式なので、処理スピードが合否に大きく影響することは間違いありません。
 当教室の適性検査対策のコースではメインテキストを2冊用意し、それを前期、後期で消化していますが、それ以外に、私が担当している理系クラスでは、理系対策ノートを作成し、問題演習量を増やすという工夫をしています。他の都道府県の過去問題数年分からプリントを作り、それをノートの左側に貼り、右側に過程の式や考え方、説明を書かせて実践力を高めるという練習をしています。今春卒業した生徒は最高で100枚を消化しましたが、今年度は既に108枚目のプリントに取り組んでいる生徒もいて、プリントを更に追加してその頑張りに応えているところです。
 来年2月3日の本番まで100日余りとなりました。この理系ノートに前向きに取り組んでもらい、各自の目標に向けて努力していってもらえることを願っています。