Daily Archives: 2017年6月27日

学校説明会 ~ 洗足学園中学高等学校

 洗足学園中学高等学校は東急田園都市線「溝の口駅」またはJR南武線「武蔵溝ノ口駅」から徒歩8分ほどで着く場所にあります。女子校にしては珍しく、駅から学校まではフラットな道しか通らないため、おじさんの私でも疲れることはありません。湘南台近辺から学校までの距離は若干遠いイメージをお持ちの方も多いと思いますが、田園都市線を利用した場合、溝の口駅は急行電車が止まりますから湘南台駅から急行電車に乗り継いでいけば、電車に揺られている時間は40分弱です。また、中央林間からは座って通学できるので体力的に楽かもしれません。受け取りようでしょうが、十分通学圏内の学校なのではないかと思います。日本女子大附属と同じ位、カリタス女子よりは近いイメージといったところでしょうか。
 洗足学園は偏差値の高い人気のある女子校として世間から認識されていますが、私が一番最初に学校見学会に参加した頃はまだ偏差値50にも届かない学校でした。当時から国際社会で活躍できる女性を育てる教育に力を入れていると話されていましたが、今思えば、グローバル化に向けた教育を一早く行ってきた学校だと言っていいかもしれません。そして、洗足学園のいいところは、謙虚な姿勢で地道に学校改革を続けてこられた点だと感じます。これが現在の位置に繋がっていることは間違いありません。
 2015年度から始まっている65分授業5日・学校6日制も定着してきており、対話型、探求型の授業もしっかり実践できているようです。土曜日は「他流試合」と称した学外交流活動を奨励しており、様々な活動が行われています。海外の模擬国連への参加はもちろんのこと、最近では洗足学園主催で模擬国連を行っているそうで、今年2月に行われたものは24校の参加があったそうです。
 このような改革の取り組みの先に出口の結果がある訳ですが、今春の大学合格実績では、東大9名をはじめとする国公立大学80名を越える合格者を輩出しました。卒業生が240名ほどですから、その3分の1が国公立大学に合格していることになります。洗足学園は2013年度までに高3私立文系コース、高3私立理系コースを撤廃しているため、全員が6年間5教科必修カリキュラムの中で学習を進めていきます。そのため、洗足学園は文系コースと理系コースの2つのコースしかありません。このことが国公立大学合格者が増えていることにも繋がっている訳です。もちろん、難関私立大学や医学部の合格実績も良好で、多数の合格者を輩出しています。
 2018年度入試日程も決まっており、2月1日、2月2日、2月5日は2017年度と変更ありません。入試科目は1日、2日が2科・4科選択、5日が4科になります。合格者発表数の80%を国算合計点で、残り20%は4科の総合点で選抜されます。教科ごとの足切りはなく、複数回受験生の国語と算数の優遇措置(いいとこどり)があります。
 2017年度第2回入試での統一合判(首都圏模試)の入試データでは、フェリス女学院中学の偏差値を上回っていました。東京の女子御三家やフェリスの1日入試組が2日の洗足第2回に多く流れ込んだことや鴎友学園が2日入試を行わなかったことなども第2回入試の偏差値上昇に繋がったと分析されていました。ただ、第2回入試合格者の入学率は30%を下回っていましたので、2月1日の合格校に流れてしまった感は否めない状況であることは追記しておかなければいけません。それでも、昨今の共学化傾向が進んできている中で、女子校として学校改革を進めながら足場を固めていき、これだけ偏差値を上げてきている学校はほとんどありません。今年、前田校長先生からバトンを引き継いだ宮阪校長先生の頑張りにも大いに期待できそうですから、洗足学園がどのように成長されていくのか興味が持てます。第1回学校説明会は7月1日(土)10:00から行われます。予約は不要とのことですから、ご興味のある方は是非足を運ばれてみてはいかがでしょうか。