Daily Archives: 2017年6月10日

若者の傲慢

若者と接していると、時々見えてくるのが、彼らの傲慢さです。見ていると、まだまだ不十分であり、改善の余地もたくさん残されているにもかかわらず、彼らはまるで一人前の人間のような態度を示したりします。中には、口の利き方もぞんざいで、まるで友だちと話しているような話し方をする者もいます。
私たちが学生だった頃には、先生や目上の人に対して、今の子どもたちのような話し方はできませんでした。今の子どもたちの話し方、親しみがあって良いのではないか、という意見もあります。親愛と信頼とに結ばれた関係であるならば、確かにこのような話し方の方が良いのかもしれません。しかし、誰ともこのような関係で結ばれているわけではありません。親しき仲にも礼儀あり、というのは、このような人間関係の存在を前提としたものです。
特に気になるのは、まだ何者にもなっていないのに、浅薄な知識や情報を頼りに、まるでひとかどの人間になったかのような振る舞いをする者がいることです。彼らが思っていることは、ほとんどが錯覚です。でも、残念ながら、それを知らせるすべはありません。やがて今の自分の思いがうぬぼれであり、単なる自己満足であったことを悟るときが来るのでしょうが、今それを彼らに分からせる手段はありません。
でも、この種の傲慢さが、彼らの発展にどれほど妨げになっているのでしょう。素直に、あるがままに自分を捉えるということは、やはり至難の業なのかもしれません。もう一つ自分を抑えた謙虚な態度こそ、自分を伸ばす最上の道なのですが、なかなかそれに気づいてくれません。