Monthly Archives: 6月 2017

読書考2

 以前もブログに書きましたが、読書を好む子どもが減っているのはもとより、読書好きを公言している子どもであっても、必ずしも読解力に優れているとは限りません。文章を読むことと読み解くことには懸隔があるのかもしれません。例えば活字として「あ」「さ」「が」「お」と単に認識(この場合は文字としての認識)していれば、そこには何の感慨も生まれてきません。言ってみれば五十音図の中の一文字としての記号として捉えるだけになってしまいます。授業で各々文章を黙読してもらい、内容を尋ねると明確に答えることができない生徒は、得てしてこのような傾向にあるのではないかと思います。
 「あ」「さ」「が」「お」はその紫であったり、夏という季節であったり、その形状であったりが理解出来て初めて腑に落ちていくものです。ただ字面を目で追うだけの読書では文章全体の理解には届かないのは当たり前です。そのような読書の何処に楽しみがあるのでしょうか。ただ時間を費やすだけの、思考を伴わない読書には何の意味もありません。この当たり前の事は意外と理解されていないような気がします。
 では、どのような読書が好ましいのか。それは興味を広げてくれたり、好奇心を満たしてくれる読書です。好きなこと、興味のあることに対しては丁寧に像を捉える意識が働きます。読書とは自分の知らなかった世界を垣間見せてくれたり、自分では思いつかない思考を紹介してくれるものだと気が付けば読書の習慣は身につくのではないでしょうか。
 読書にはある程度の語彙が必要です。ですがその語彙が整わなければ出来ないものでもありません。身近な事物、事象に興味を持って、正しい認識を積み重ねていくことで、読書の質も高まっていくはずです。しつこいようですが、字面を追うだけの読書には何の生産性もありません。腑に落ちる読書を心掛けましょう。 

山手学院 学校説明会

山手学院(中学)の入試説明会に参加しました。JR根岸線の港南台駅から徒歩で12分ほど。湘南台駅からは小田急線→東海道線→根岸線で乗り継いで、1時間かからずに来校することができました。 昨年創立50周年を迎え、9月には20 … read more

「ようなゲーム」-2

 遅ればせながら私も遠藤周作氏の助言により、今まで以上に「ようなゲーム」に取り組んでいます。しかし、これがむずかしい。私のような凡人には、名詞にぴったりする修飾語がなかなか思い浮かばないのです。それでも少しずつ考えて、や … read more

学校説明会 ~ 洗足学園中学高等学校

 洗足学園中学高等学校は東急田園都市線「溝の口駅」またはJR南武線「武蔵溝ノ口駅」から徒歩8分ほどで着く場所にあります。女子校にしては珍しく、駅から学校まではフラットな道しか通らないため、おじさんの私でも疲れることはあり … read more

人生初のできごと

先日帰宅すると、普段とは違う光景が目に飛び込んできた。 駐輪場に停めてある自転車。 ……?  ……? サドルがない! 盗まれた! サドルだけが消えた。アンビリバブル。その時は、前代未聞の出来事に信じられない気持ちとショッ … read more

小論文とは

小論文とはいったい何なのでしょう。自分を探し、そこから世界を見詰める手がかりを得ようとするのが小論文なのではないでしょうか。そして、自分を探すとは、自分の中に眠っているもの(意識的なものも無意識なものも)を呼び起こし、そ … read more

相模女子大学中学部説明会

「サガジョ」の呼称で親しまれている相模女子大中学部の説明会に行ってきました。小田急線相模大野駅から、平坦な商店街を抜けて約10分ほど歩いたところに、広大なキャンパスがあります。幼稚園から大学までを備えた総合学園です。湘南 … read more

「ようなゲーム」-1

 最近映画化された『沈黙』の作者として知られる遠藤周作氏の未発表原稿が死後46年ぶりに発見され、その文庫版が出たとのことで、早速読んでみました。ベストセラーだった狐狸庵先生シリーズを彷彿させるユーモアたっぷりのエッセイ集 … read more

学校説明会~横浜女学院中学校

 学校説明会の記事が連続してしまい、申し訳ありません。  今回は、横浜女学院中学校へ行って来ました。横浜女学院は、JR根岸線石川町駅からフェリス女学院や横浜雙葉とは逆方向に8分ほど歩いて着く場所にあります。学校に向かう途 … read more