Daily Archives: 2017年5月12日

「ごちそうさま」

 私は外食をした際、会計を済まして店をでるときには「ごちそうさまでした。」と声に出すように心掛けているのですが、先日目にした文章ではそのことについて書かれていました。その文章の筆者に言わせると、飲食を商売としている人に向かって発する「ごちそうさま。」という言葉は「度を過ぎたお世辞になり、いやらしいと思える」とありました。では、筆者はその場合どう言っているかというと「お世話様」という言葉を使っているというのです。私個人としては「ごちそうさま。」には、たとえお金を払うとしても自分の食べるもののために他人が手間を掛けてくれたことにたいしての感謝の意が含まれている言葉であり、その場合の当然のあいさつだと認識していました。ですからお世辞を言っているつもりなど毛頭ありませんでした。わたしの言葉に対する造詣不足であると思えば少し恥ずかしくも思いますが、この行為を改めようとは思いません。果たして、「ごちそうさま。」という言葉をこの筆者のように理解していて、そう声を掛けられることに不快さを感じている人がどれほどいることでしょう。言葉は時代とともに意味も形も変化していくものです。私の認識が必ずしも正しいとは思いませんが、聞く人の立場に思いをいたせば自信を持って使うことができるのではないでしょうか。