SHOSHINの窓辺

小論文とは

小論文とはいったい何なのでしょう。自分を探し、そこから世界を見詰める手がかりを得ようとするのが小論文なのではないでしょうか。そして、自分を探すとは、自分の中に眠っているもの(意識的なものも無意識なものも)を呼び起こし、それを通して自分を見つめ直すことなのかもしれません。
でも、中には、自分を見詰めようとせず、他人のあらばかり探そうとしている人がいます。だいたいにおいて、このような人は饒舌な目立ちがりやなのですが、彼らからきちんとした考えを聞くことはほとんどありません。なぜなら、きちんとした自分の考えを述べるためには、自分を通して得た考えを一般論にまで積み上げ、内容のある言葉でまとめ上げなければならないからです。したがって、自分に発した問題を一般論まで高める作業が小論文になります。
では、内容のある言葉でまとめ上げるためにはどうすればよいのでしょう。相手に自分の考えを伝えるためには、何よりも論理的な一貫性が必要になります。論理は理解を生み、その正しさは説得につながります。何を言っているのか分からない話とは、決まってこの論理的一貫性に欠けた話です。
最後に、このような態度を身につけるためにはどうすればよいのでしょう。もちろん、自分を見詰め、世の中で一般に認められている出来事や考えに対して疑問を呈してみることが第一です。次に、どんな形であれ、それを書いてみることが必要です。書いてみると、自分の中に眠っていたものがどんどん引き出されてきます。そして、それがまた自分を見る目を養い、次第に考えが煮詰められていきます。小論文ではよく、「とにかく書いてみなさい」と言われますが、それにはこのような意味があったわけです。
あれほど巧みに話すのに、書かせてみるとさっぱりという若者がたくさんいます。批判はできても、きちんとした考えや論理性を身につけなければ一般論には届きません。

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